ちきんの世界一周体験記

英語もできない、方向音痴が25歳の時、船旅での世界一周。

"生きづらさ"の本を見かけますね

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こんにちは、ちきんです。

 

時間があれば本屋さんでふらふらするのが好きな私。

よく行く本屋さんで、最近本のタイトルに"生きづらさ"を謳ったものが多い気がしました。

新書コーナーやお客さんが目にしやすい、出入り口に平積みで陳列されているのを見ると需要がある…と言いますか、多くの人が悩んでいる事なんだな…と思います。

  

生きづらさについては以前もちらりと書きました👇

chicken-no-tabi.hatenablog.com

 

 

身近にいるあの子も

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さて、過去記事と重複する部分もありますが、私が"生きづらさ"の単語を知ったのはピースボートにて。

LGBTsや自閉症といったテーマを扱った講演会の時。

 

何回か予定されていた講演会が残り数回という日程になって、生きづらさを感じていた乗客とスタッフさんが数名ずつ登壇し、対談するという企画がありました。

念の為断わると、有志での登壇です。

 

乗船初日から仲良くしてくれた子や部屋が近い子、寄港地を一緒に歩いてくれた子が登壇。

最初ステージに出てきた時は「あれ?〇〇ちゃんだ!」と驚き、なぜ出てきたかも分かりませんでした。

 

そして、身近にいた子たちのカミングアウトにて、"生きづらさ"は案外すぐ近くに潜み、本人は隠していて気付かないものだなと知った瞬間でした。

 

 

悪意は無くても…

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その対談も終盤に差し掛かり、感想や質疑応答の時間。

「ごめんね」と謝る姿。

 

当初LGBTsの該当者とは知らず、好みの異性について聞いてしまった、とのこと。

確かに同年代の子が集まるとそういう話題は出やすいと思います。

私の部屋でもその手の話題はのぼりましたし。

 

そういった自然の流れで、相手とのコミュニケーションを取ろうとした結果、傷つけてしまったかもしれないと思ったようでした。

 

でも、確かにそういうことなんですよね。

気付いて謝れたその子も凄いと思います。

 

 

講演会終了後

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終わった直後、船内を歩いていると登壇していた友人とバッタリ。

講演会でその悩みを聞き、感想を伝えると詳しい話をしてくれました。

 

ピースボートの乗客のほとんどが社会人。

その子も働いていく中で、その生きづらさと向き合い、強みや弱みを活かしている姿にいつか、私もそんな方々の役に立ちたい、と思うようになりました。

 

そして何となくですが、講演会が終わり、今までの悩みを打ち明けたことで、スッキリした様な顔をしていたのを覚えております。

 

 

おわりに

カミングアウトを聞く側としての心構えも講演会で学びました。

今まで話したことのない話を他人に言うのはとても勇気がいることです。

 

最後までしっかりと話を聞いて、まずは「話してくれてありがとう」

この一言。

そして「他に知っている人は?」「どうして話してくれたの?」困っている可能性があるのでこの言葉で聞いてみる。

 

 

世の中には色んな生きづらさがあると思います。

日常では悩みを抱え込んでいた方々が、ピースボートでの企画を通して話してみよう、という気持ちになったのは複数回の講演会から生きづらさについて知り、受け入れる態勢や雰囲気があったことも要因の一つではないかと考えます。

そこはピースボートの良い所です。

 

やっぱり、"知る"って大事ですよね。

冒頭でも生きづらさについてのタイトルが多い、と触れましたが、書籍やSNSから多くの人が知り、生きづらさについて悩んでいる方が普通に受け入れられる世の中になりますように。

 

前回の記事から間が空いてしまいましたが、今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました‼︎

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