日本の発展途上ぶりが分かる!臓器移植
こんにちは、ちきんです。
"臓器移植"の馴染み無いタイトルにも関わらず、クリックして下さりありがとうございます。
ピースボートで1,000人以上の乗客がいれば、本当に色んな人がいます。
そして、そこから乗客の家族や友人の話題になることも。
その中には何百人、何千人に一人、という確率の難病に罹っている方の話を聞くこともありました。
ここで聞いた臓器移植の話は是非多くの方に知って欲しいと思います。
今回はピースボートで学んだ臓器移植について。
乗客が講師になれる
ピースボートには多くの著名人の方が乗船して、各分野の講師を務めてくれます。
しかし講師以外の方、つまり乗客も"自主企画"という形で、自分の体験や知識をシェアできます。
例えば…ワーホリや留学経験者であればその体験談を興味のある人や今後予定している人に話したりして情報共有!その他にも「〇〇県出身!」「〇〇が好きな人集まれ!」「〇年生まれの人集合!」というようにゆる~くコミュニティを作るきっかけにもなります。
つまり、この臓器移植の話は医療関係講師のものではなく、一般人の体験談です。
自分自身や自分の身近にいる人にいつでも起こり得ることなのだということを前提にして頂けたら幸いです。
臓器移植の意思表示
日本だと身近にあるのは…運転免許証でしょうか?
それにより臓器移植の意思を第三者に伝えることができますが、意思表示をしている人が少ないのが、日本の現状。
では、他の国はどうか?と言いますと…
世界で見ると、臓器提供者数が断トツで多いのはスペイン。
世界一周中に立ち寄った国が例に挙がり、より具体的なイメージができたのと同時に「国毎でこんなにも違うのか!」と衝撃。
発展途上の日本
上記の例からも分かるように、日本の臓器移植は発展途上だと言わざるを得ません。
その理由として
- '97年まで移植は家族間に限られていた。
- '00年以降もしばらく15歳以下が適用外だった。
- 移植できる病院が限られ、医師と移植コーディネーター不足。
等々…。
その一方で日本は医療の質も良く、健康保険のシステムも良い‼そう。
制度的にも国民の意識的にもまだまだ発展途上ですが、改善できる余地はありそうです。
講師の中には海外スタッフの方もいたので、日本に住んでいると感じたことの無かった、他国から見た日本というものを教わることもできました。
子供の臓器移植
15歳以下の臓器移植がしばらくの間認められていなかったことから、子供の臓器移植は成人のそれよりももっと歴史的に遅れていることが分かった所で、子供の心臓移植に着目します。
臓器移植をする為にアメリカに行く、というシーンをテレビで観たりしませんか?
それもそのはず‼
日本とアメリカを比べると…
という事実が‼👀
ただ、それなりの飛行機の準備や医療関係者が必要になってきますし、そこから手術やその後のことも考えると3億円という大金と多くの人の協力が必須になります。
手術後は再び学校に通えたり、社会復帰できる人やスポーツを楽しむ子もいる、とのこと。
その後日談を聞くと、国が違うだけで救えない命が多いのだということに気づかされます。
おわりに
講師の方の言葉を借りれば「臓器移植をしよう!」ということではなく、興味を持ってくれること、家族との話し合いが大切だということが伝われば嬉しいです。
私自身も学生時代に脳死や臓器移植について調べたことがあります。
臓器移植を望む側にも、提供する側にもそれぞれのストーリーがあり、一筋縄ではいかないことも分かったつもりです。
また移植してみないと本当に適合しているかどうかが分からないし、成功したからと言って完治する訳では無いことは臓器移植を待つ知り合いに教えられました。
そういった知り合いがいたので、ピースボートでの講演は食い入るように聞いていたのですが…講演者の実話や他国との差を知り、移植が必要な人は思った以上に多い一方、意識の低さを痛感しました。
繰り返しますが「移植しよう!」と促すのではなく、興味を持って下さること、"NO"でも構いません‼興味を持って下さった上で意思を示すだけでも、日本の臓器移植に対する意識は変わってくると思います。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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