子供の絵が持つ可能性&2020年クレしん映画感想
こんにちは、ちきんです。
皆さん、映画館にはよく行きますか?
私は全く行きません! (映画ファンの皆さま、ゴメンなさい💦)
映画館へは数年に1回行く位の頻度。
そんな私ですが、今年のクレヨンしんちゃんの映画である
「映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者」
よし!観よう!という衝動に駆られ、行ってきました。
ちょっとネタバレになってしまいますが、実際に春日部に住む児童の描いた絵がスクリーンで動きます。
子供の描いた絵を動かして映像化する、この点に関してピースボートでの出来事を思い出したのでご紹介致します。
平和交響曲
ピースボートには世界中の子供が描いた絵を集めて、音楽に合わせて映像化するというプロジェクトがありました。
その名も平和交響曲。
テーマは「平和」「夢」「未来」といったもの。
このテーマに従って、世界中の子供が紙と筆記用具を自由に選択し、描きます。
制作過程や当時出来上がっていた映像の一部を船内のスクリーンで観たのですが…
アニメーション制作には本当にお金も時間もかかるし、大変なんだな…とつくづく感じました💦
そして、平和交響曲(の一部)の感想は…
子供の絵って凄い‼
ありきたりな感想で申し訳ございません💦
最初、そのプロジェクトの内容を聞いた時「なぜ子供の絵に限定するんだろう?🤔 大人の絵じゃダメなのかな?」とも思いました。
けれど、実際に世界中の子供が描いた絵を見て、今回のしんちゃんの映画でも感じたのは子供の描く絵は自由で「こうなったら良いな」とか「こうあっても良いんじゃないか?」という純粋な気持ちが凄く伝わってきました。
「凄い!上手い!」とはならないんですが、見ていて思わず笑みがこぼれそうな絵ばかり。
しんちゃんの映画では子供の描いた絵(ラクガキ)をエネルギーにして浮かぶ、ラクガキングダムという王国が出てきます。子供のラクガキが減ったことを受け、王国が崩壊していく…それを食い止める為にしんちゃんたちが活躍するストーリー。
しんちゃんの映画だから視覚的に"崩壊"として捉えることができますが、現実にも子供の描くラクガキのエネルギーって実は結構、あるんじゃない?と考えさせられました。
平和は子供から
平和交響曲のプロジェクトとは別に、"戦争を経験した子供はどんな絵を描くか?"について講演を聴く機会がありました。
さて、どんな絵を描くのか?
そもそも道具がないので、地面に絵を描く。
描く内容はほとんどが戦争のもので、家族の埋葬や難民キャンプでの様子も多い。
真っ白な紙にカラフルな筆記用具を使って、色んな想像を巡らせて絵を描くことは平和じゃないとできないことなのだと痛感しました。
せっかくなので、映画の感想も…
映画タイトル通り、"ほぼ四人の勇者"が大活躍します。
ほぼ、という所がポイントですね。
描いたものが実体化するクレヨンを貰ったしんちゃん。
それを使って生み出されたキャラクター(2日目のおパンツ:ブリーフ、今回のヒロイン:ニセななこ、救いのヒーロー:ぶりぶりざえもん)それぞれが良い味を出している‼
大人でもクスリ、と笑える場面もあれば、しんちゃんの優しさにホッコリしたり、社会を反映していると言われるシーンもあったり…
最後に街全体で盛り上がってく様子は胸にこみあげてくるものがありました。
それこそ、子供の絵の持つ可能性が爆発してましたね💨
生み出したキャラクターたちと冒険して、出会いと別れを経験しながら成長してく、しんちゃん。
後ろ姿でホロリと泣くシーンは原作の描写がダブって見えました。
それにつられて、こちらもホロッときてしまう…。
四人の勇者とは一体誰なのか?
色んな解釈ができると思うので、そこは映画を観てのお楽しみ♪
おわりに
私の隣に座っていた幼稚園位の女の子が映画終了後、母親に言った感想が「良い話!」
「面白かった」「楽しかった」じゃなくて、「良い話!」って!
園児に「良い話」と言わせるしんちゃん、凄いな👀
きっと、家に帰って絵を描いて、お母さんに見せたりするんだろうな…と思ったり。
そんな光景は平和な場所じゃないと成り立たないことをピースボートで学んだので、今年のしんちゃん映画はそういう面でリンクして観ることができました。
もしも、今自分が平和について絵を描くとしたら?
…すぐにアイデアは浮かびません。
皆さんはそのテーマで描くとしたら、どう描きますか?
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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