ちきんの世界一周体験記

英語もできない、方向音痴が25歳の時、船旅での世界一周。

ちきんの誕生と1つ多い卒業証書

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こんにちは、ちきんです。

 

卒業シーズンですね🌸

学生時代なんて、人生の中でほんの一部。

今回は卒業にまつわる、ちょっとした小話。

 

 

1つ多い、卒業証書 

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私は(恐らく)卒業証書が1つ多いです。

幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、短期留学…。

大体、皆様もこんなものだとは思いますが…多いのは短期留学分ではありません‼

 

中学生の時に2つ、いただきました。

1つは3年生卒業時のもの。

もう1つは1年生終了時のものです。

何故、中途半端な時期に?と思われたかもしれません。

 

我が家は転勤族。

小さい頃から各地を転々としておりました。

 

勘の良い方はもうお分かりでしょうか。

中学1年が終わるのと同時に転校することになりました。

 

1つ多い卒業証書は転校時に担任の先生が作ってくれたもの。

卒業式の日、クラスメイトがサプライズで送別会を開いてくれた時に頂きました。

 

 

 "ちきん"で良かった…3月9日の卒業

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レミオロメン「3月9日」に合わせた日程で本来の3年生の卒業式が執り行われました。

送別会は卒業式の後に1年間お世話になった教室で。

 

当時のニックネームは"ちきん"。

 

黒板にはクラスメイトからのメッセージ。

「誰だ~書いたの~?chicken(チキン)の単語の綴り、間違ってるよ~」

と英語教師である担任の先生に指摘されながらも直さず、その黒板の前で撮った最後の写真。

 

1年間の行事で撮った写真、鶏のイラストが描かれた色紙や鶏のぬいぐるみを頂き、最後に先生からの卒業証書授与。

1年〇組卒業証書

入学してすぐの頃、みんなから「チキン」と呼ばれている姿と、どこかおどおどしている表情を見て、私は「臆病な生徒なのかな。」と思っていました。

しかし、給食時間のあなたを見ると(中略)豪快な行動を見せるあなたを見て、このニックネームに別の意味があることを悟りました。(以下略)

今思うとちょっと恥ずかしくなるような、でもクスっと笑えるような冒頭から始まり、1年間の思い出と転校先でも頑張ることを条件に卒業を認められました。

 

それまでただのあだ名だった"ちきん"という単語。

クラスメイトから鶏モチーフのプレゼントと先生からの卒業証書を頂き、いかにその単語で皆に受け入れられていたかを知り「"ちきん"で良かったな…」と最後の最後で思いました。

 

 

ちきんの誕生

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その街で過ごした3年間、私は「ちきん」というあだ名と共にありました。

最初はイジメにあった訳でもないのに、土地や学校に馴染めず、不登校になったり…

色んな方に迷惑をかけながら頑張って登校してみるも、すぐに友達ができる訳でもありません。

 

転機が訪れたのは夏。

市の水泳大会出場の為、同じクラスの子と練習しておりました。

夏と言え肌寒く、トリハダが立つ‼︎

そこから「トリハダ凄ッ(笑)チキンじゃん(笑)」

こんな流れで2学期からあだ名が浸透。

 

ちきんの誕生です。

あだ名で呼ばれるようになった頃からでしょうか?

小学校高学年という時期の転校。

ある程度、仲の良いグループが確立している中に徐々に馴染めてきました。

 

そして小学校を卒業し、中学校に進学してからも「ちきん」と呼ばれておりました。

それが卒業式のエピソードに繋がります。

 

中学2年の転校先では違うあだ名で呼ばれることになりましたが、やはり私は「ちきん」というニックネームに助けられていたんだな、と感じることがありました。

 

 

先生の思い出

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 1つ多い卒業証書の思い出は作成してくれた先生の思い出でもあります。

 

これまで私は運が良く、先生に恵まれてきました。

何回も転校を経験する中で送別会を開いてくださいましたし、プレゼントもいただきました。

普段も"勉強以外のことも教えてくれた"…まさにそういう先生ばかりでした。

 

それでも幼稚園~大学までの十数年の内、たった1年だけの思い出ですが3月9日になると強く思い出すのは当時のクラスメイトや部活の仲間、先生。

 

身近な大人である先生からのエール、いつも向き合ってくれた先生が自身の言葉で綴った卒業証書は今でも励みです。

そこに"ちきん"と呼ばれた数年間の全てが詰まっている気がします。

 

もし、これから先生になる方。

私は教育学部系の出身ではないので、人に教えること自体も凄いことだと思いますし、それ以外にも大変な職業なのだろうと想像します。

 

でも転校の多かった当事者だから言えることもあります。

「学校の思い出は友達や行事も大切ですが、先生の思い出も大部分を占める」ということです。

それぞれに理想とする教師像はあるかもしれませんが、何十年経っても生徒の心に残るような先生になって欲しいと思います。

 

 

 おわりに

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このブログを始めるにあたり、どんなブログ名が良いか?

そう考えた時、真っ先に"ちきん"というあだ名を使いたい!と思いました。

 

もう10年以上、そのあだ名で呼ばれてはいません。

おどおどしている"ちきん"っぽい性格のヤツだって、英語が苦手だって、方向音痴だって世界一周できてしまった‼

そんな想いもあり、命名しました。

 

私はちきんというあだ名が好きです。

鶏肉は嫌いなんですけどね💦

今回はそんなきっかけをくれた卒業証書の思い出でした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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